月別アーカイブ: 2012年9月

放課後の向うがわⅡ-17

 悲鳴とともに、擦り合わされた太腿のあわいから、水流が噴き出した。

「どこの世界に、脚閉じたままおしっこする人がいるのよ。
 脚を開けっての」

 先生が、片脚を抱え上げた。
 それを追って、もう片脚が持ちあがる。

「美里、そっちの脚抱えて。
 ほら、お腹から降りていいから」

 わたしは、すぐに言われたとおりにした。
 理事長のお腹に載ってることには、気が咎めてたから。

「いやぁぁぁぁぁ」

 両脚が開くと同時に……。
 綺麗に剃り上げられた股間から、ダムの放水口のように水流が噴き出した。
 暴れる脚を、懸命に抱き締める。

「起こすよ」

 あけみ先生が、顔を振って方向を示した。
 片手を、理事長の腰にあてがってる。

「せいのっ」

 先生の掛け声に合わせ、わたしも理事長の腰を押しあげた。
 理事長の背中が捲れ、腰が持ちあがる。
 理事長の下半身は、天井を指して起ちあがった。
 もちろん、おしっこは止まらない。
 中空に噴き出した尿は、理事長の頭を越えた。

「いやぁぁぁぁ」
「スゴいスゴい。
 公園の噴水に、こんなオブジェがあったらいいね。
 小便小僧なんかじゃなくて。
 まんぐり返しで、おしっこ噴き出す女の像」

 わたしの腕の中で、理事長の脚は、魚のように暴れた。
 懸命に抱き締めてると、次第に魚は弱っていった。
 理事長の全身から、強張りが抜けるのがわかった。

「やっと諦めたみたいね」

 理事長は、仰向いたまま泣いていた。
 頭上を叩いてた尿が、ようやく力を失い、泣き顔に降り注ぐ。
 理事長は、顔を背けて避けようとした。

「自分のおしっこじゃないの。
 ちゃんと飲みなさいよ」

 あけみ先生が、理事長の髪を掴もうとしたけど、もう間に合わなかった。
 水流は、一気に勢いを失い、理事長の胸を縫い上がった。
 名残の雫が、恥丘を濡らした。

「もう、お終い?
 なーんだ。
 つまんないの」

 先生は、理事長の脚を離し、身を起こした。
 わたしもそれにならう。
 理事長は、両脚が自由なまま床に投げ出された。
 起ちあがることも出来たはずだけど、頬を床に着けたまま泣くばかりだった。
 もっとも、背中のロープがあるから、逃げられはしないんだけどね。

「何だか魚河岸みたいね。
 床に投げ出された白イルカ。
 美里、水槽の水で、ちょっと流してくれない?
 両手入れて、ばちゃばちゃやって。
 そうそう。
 こっちまで届く?
 白イルカさん、おしっこまみれだから。
 無理そうね。
 あ、ホースがあるんだった」

 先生は、シンクに向かうと蛇口を捻った。
 床のホースが踊り出す。

「部屋の中で水撒きするなんて、初めて」

 ホースを拾った先生は、水の出口を指で絞ると、天井に向けた。
 電球の明かりを受けて広がる水は、蜻蛉の翅みたいに虹色に輝いた。

「理事長。
 雨漏り、大丈夫かしら?
 この下の部屋って、なんだっけ?
 ま、このぐらいにしておこうか。
 水漏れ騒ぎになったら面倒だから」

 先生は身を翻すと、シンクに消えた。
 ホースは命を失い、床に静まった。
 戻った先生は、腰に手を当てて床を見回した。

「スゴいことになっちゃったわね。
 これからが本舞台なのに。
 どうするかな?
 あ、そうだ!
 美里、その水槽、脇にどけて。
 水が減ってるから、動くでしょ。
 そうそう。
 そしたら、こっちに来て。
 ちょーっと、力仕事よ。
 畳。
 そこに立てかけてあるやつ、ここに敷こう」

 先生と2人で、畳を両側から持ちあげ、1枚ずつ運ぶ。
 乾いた畳が床に敷き詰められ、舞台は一変した。

「ふぅ。
 暑。
 けっこういい運動になっちゃったね。
 でも、見事に舞台転換が出来たじゃない?
 今度は、超和風よ。
 まさか……。
 少女漫画みたいなロココ調の建物に、畳部屋があるなんて……。
 お釈迦様でも、気がつくめい」

 先生は片脚を畳に上げて、見得を切るようなポーズを取ってみせた。
 先生のハイテンションが、手に取るようにわかった。
 股縄の解かれた先生の股間では、陰毛が、油絵のように滲んで見えた。

「さ、理事長。
 そんなとこに、いつまで寝てるんです?
 身体が冷えちゃいますよ。
 舞台に上がってください」

 先生の呼びかけにも、理事長は応えなかった。
 顔は、向こうをむいて倒れてる。
 表情は見えない。
 ひょっとして、気絶でもしたんじゃないか……。
 そんな風に思えた。

「ちょっと、理事長。
 狸寝入りは止めてくださいよ」

 そう言いながらも先生は、理事長の顔を覗きに行った。
 先生の影が、理事長の裸身に差した……。
 そのときだった。
 理事長が、突然跳ね起きたの。
 両脚の縄は、解いてあったのよね。
 ずっと転がったままだったから、理事長が起てるなんて、考えもしなかった。
 先生もびっくりしたみたいで、咄嗟に飛び退いた。
 起ちあがった理事長は、悪鬼のような顔をしてた。
 眼尻が上がり、唇は歪んでる。
 でも、綺麗だった。
 上半身に縄を打たれながらも、反逆の意思を失わない姿は……。
 江戸時代の女囚って感じ。
 見たことないけど。
 理事長は、先生を睨みつけながら、間合いを計ってるみたいだった。
 猫のように背を丸め、腰を落としてる。
 剥き出しの股間を、隠そうともしてなかった。

「ちきしょう!」

 理事長は、声とともに床を蹴った。
 身体ごと、真っ直ぐ先生に向かう。
 どうやら、身体能力は、理事長の方が上だったみたい。
 先生は、避けるのが精一杯。
 畳に身を投げ出した。
 理事長がそれを追って、畳に駆けあがる。

「はっ」

 理事長の長い脚先が、先生の頭を襲う。
 その蹴りを間一髪でかわすと、先生は畳を転がった。
 先生は、理事長の脚元を、這うように擦り抜けると……。
 さっき上がったところから、畳を飛び降りた。
 その背中を、理事長が追う。
 先生は、床の水たまりを駆け抜けた。
 理事長が、間近に迫る。

「あっ」

 理事長の身体が、一瞬ぶれたように見えた。
 ブーンという、弦の唸るような音がした。
 梁から伸びる縄が、一直線に張り詰めてた。
 理事長は、ちょうど片脚を振り上げようとしてたとこ。
 下は、水たまり。
 ひとたまりもなかった。
 足を滑らせた理事長は、水たまりに背中から落ちた。
 鈍い音がした。
 両腕を戒められた理事長は、受け身を取れない。
 どうやら、頭が床を打ったようだ。
 理事長の全身から、力が抜けるのがわかった。
 先生は、荒い息で、静まった理事長をしばらく眺めてた。
 ようやく理事長に近づくと、顔を覗きこむ。

「また、狸寝入りじゃないでしょうね?
 ひょっとして、死んだふり?
 まさか、ほんとに死んでませんよね」

 先生は、しゃがみこむと、理事長の顔に手の平を翳した。

「大丈夫。
 息してる。
 あー、びっくりした。
 こんなとこで死なれたら、大ごとよ。
 でも、これほど馬鹿な人だとは思わなかった。
 背中の縄が、梁に繋がってるのにね。
 ひょっとしたら、逃げるつもりなんかなくて……。
 わたしに一撃を加えたい一心だったのかも。
 そう考えると、不憫な気もするけど……。
 やったことの罰は、きっちり受けてもらいますからね。
 しばらく、そうしてなさい」

 そう言いながらも、あけみ先生は、理事長の傍らを離れようとはしなかった。
 まじまじと顔を覗きこんでる。

「意志を失った人の顔って、どうしてこう美しいのかしら。
 愛しくなっちゃう」

 首を差し出すようにして、理事長を見つめる先生の手の先は……。
 自らの股間に消えていた。
 肘から先が、忙しなく動いてるのがわかった。
 折り畳んだ太腿に、翳のように力が差した。

「あぅっ。
 あぁぁ。
 アブない、アブない。
 危うくイッちゃうとこだった」

 先生は、未練を振り切るように起ちあがった。

「さてと。
 お互い、トイレも済ませてすっきりしたところで……。
 2時間目の開始よ。
 さっき言ったように……。
 手動ウィンチは、2機設置されてる。
 ほら、こっちの作業台。
 なんで作業台を別にしたかって云うと……。
 ピアノの荷重に耐えらなくて、作業台の方が引っこ抜かれる怖れがあったから。
 ひとつの作業台に2台のウィンチじゃ、保たないって思ったのね。
 で、こんなふうに、作業台も2つ並んでるわけ。
 さて、こちらもご披露しましょうか。
 じゃーん」

 あけみ先生は、作業台にかかるブルーシートを剥ぎ取った。

「と言っても……。
 同じウィンチなんだから、芸も無いんだけどね。
 でも、こんな綺麗な機械が、2台並んだ光景って、かなり素敵じゃない?
 優秀な双子って感じよね。
 さてさて。
 このウィンチからも、ロープが伸びて……。
 天井の梁に渡ってる。
 梁を越えたロープは、柱に沿って下がってる。
 その下は、ブルーシートのカーテンが隠してる。
 でも、そのシートに隠されたものが何か……。
 転入試験を、優秀な成績でクリアした生徒のあなたなら……。
 わかるわよね?」

 先生はブルーシートの傍らに立ち、シートに手を掛けながら微笑んだ。
 もちろん、わかってた。
 双子の機械が吊り下げるものは……。
 きっと同じものだって。

「ま、誰でもわかるか。
 それじゃ、ご披露しましょう。
 えいっ」

 先生は、シートを引っ張った。
 金具でも弾けたのか、床に軽やかな金属音が立った。
 ブルーシートは、波が引くように消えてた。
 半分わかってたとはいえ……。
 息を呑んで立ち竦むしかなかった。


本作品のモデルの掲載原稿は以下にて公開中です。
「結」 「岩城あけみ」

《説明》
杉浦則夫の作品からインスピレーションされ作られた文章作品で、長編連載小説のご投稿がありました。(投稿者 Mikiko様)
本作品は毎週金曜日に公開される予定となっておりますので、どうぞお楽しみに。
前作を凌ぐ淫靡と過酷な百合緊縛!「川上ゆう」さん、「YUI」さん登場予定作品です。
時を越え、再び出会った美里とあけみ。現在に戻った美里は、さらなる花虐へと誘われていく…。


杉浦則夫初の個展 入場無料

私は個展をやらない、なぜならばやるべきではないから、とつぱっていたがつっぱり棒がはずれて、新宿南口の寂しげな所にある小さな画廊で10月9日(火曜日)から10月22日(月曜日)の期間で開催することになりました、運がいい人は遊びにきたモデルさん達とも合えます、見にきてください。私は夕方にいるようにします。

パンフレット掲載文
1970年代から約40年にわたり撮影してきた膨大な数の“緊縛写真”から、「感じいるもの」を自ら選び抜き展示する“緊縛写真家・杉浦則夫”初の写真展。

※入場は無料です。
※18歳未満は入場禁止。
※杉浦則夫作品の販売も行います。

住所:東京都新宿区新宿4-4-15 地図(Google Map)
JR新宿駅「東南口」「南口」より徒歩5分。
新宿4丁目交差点(フォーエバー21のある交差点)を四谷方面に眺めた右側(吉野家があるブロック)、赤い鳥居のある角を右に曲がり、まっすぐ進んだ左「中田家」という旅館手前奥にあります。

放課後の向うがわⅡ-16

「『はが』

 脇の下を滑ってた亀頭も暴発した。
 鈴穴のように膨れた射出口から、白濁液が噴き出す。
 真っ白い鞭が、理事長の顔面を袈裟懸けに叩く。
 もう一方からも。
 理事長の顔に、真っ白な“×”印が貼り付いた。

『おぉぉぉぉぉ』

 最後は、口に突っこんでた男性だった。
 狂ったように腰を使い、理事長の食道を犯す。

『がっ』

 暴発。
 撃ちこまれた大量の精液で、喉奥の吐瀉物が膨れ上がる。
 息が……。
 出来ない。
 目一杯見開いた視界が……。
 霞む。

『ぶふ』

 最後の鼻汁を噴き出し、理事長の瞳が裏返る。
 肛門のちんぽを押し出し、糞便がほとばしる。
 男性は、ひとりひとり姿を消し……。
 残ったのは、理事長の亡骸。
 立ち昇る湯気の中……。
 全身に精液を浴び、大の字に横たわる。
 そのまま腐っていけたら、どんなにいいでしょうね。
 ね、理事長?」

 傍らにしゃがんだ先生は、理事長の顔を覗きこんだ。
 理事長は、身を捩りながら顔をもたげた。
 顔にまつわる黒髪の下で、懸命に目を開き、先生を見上げる。

「どうして……。
 どうして、こんな……」
「わからないんでしょうね。
 でも、理事長。
 ここまでされなきゃならないことを……。
 あなたは、わたしになさったのよ」
「あの、先生」
「なに?」
「おトイレ、行っていいですか?」
「さっき出ないって言ってたじゃない」
「すみません」

 わたしは、内腿を擦り合わせた。
 水に濡れた理事長を見てたら、急に催して来た。
 下腹を触ると、パンパンに膨れてる。

「廊下に出たって、トイレなんて無いわよ」
「え?」
「このエリアは、プライベートスペースなんだから。
 もちろん、この部屋には作られる予定だったでしょうけど……。
 残念ながら、その前に工事中止ってことね。
 1階のホールなら、あるわよ。
 降りてく?」

 隣の理事長室には、あるはず。
 そう思ったけど、理事長室のトイレを使いたいとは、言い出せなかった。
 わたしは、脱ぎ落としたスカートを目で探した。
 ホールのトイレに行くつもりだった。

「ダメよ。
 下に行くんなら、その格好のまま」

 わたしを見上げる先生の瞳には、小さな悪意が浮いてるように見えた。

「誰が来るか、わからないわよ。
 下半身丸出しでいるとこ見つかったら……。
 どうなるかしら?」

 自分の唇が、への字に歪むのがわかった。
 ほとんど泣き顔だ。
 先生の顔では、逆に口角が吊りあがってた。
 からかい半分で言い出したことが……。
 今はもう本気になってる。
 そんな顔だった。

「おトイレなら、そこにあるじゃない。
 ほら、してごらんなさい。
 わたしが、さっきしたみたいに」

 先生は、床の水槽を指さした。
 さっきまで波立ってた水面は、すっかり静まってる。
 その水面を、おしっこが乱す大きな音まで聞こえた気がして、わたしは頭を振った。

「出来ないの?
 意外とお嬢様ね。
 でも、いまさら水槽にしても、面白くもないか……。
 どうしようかな……。
 あら?
 理事長、鳥肌が立ってますよ。
 肌も冷たい。
 床が濡れてるせいね」
「お願い……。
 わたしも、おトイレに行かせて」
「あらあら、すっかり冷えちゃいました?
 でも、それが無理な相談であることは……。
 お分かりになりますよね。
 だって、縄を解かなきゃいけないんですもの。
 美里、こっちに来なさい。
 ほら、理事長、寒そうでしょ。
 温めてあげなくちゃ。
 何してるの?
 ここでするのよ。
 おしっこ。
 冷えた理事長の体に」

 出来っこない。
 わたしは、心で悲鳴を上げ、飛び退ろうとした。
 その腕を、先生に掴まれた。
 思いがけないほど強い力だった。
 二の腕に、先生の指先が食いこんでる。
 音楽の授業での、力強いピアノタッチが耳に蘇った。

「ほら!」

 腕を引かれ、バランスを崩した。
 足を送ろうとした下には、理事長の体があった。
 わたしの片脚は、かろうじて理事長を跨ぎ越した。

「ほほ。
 ちょうどいいスタイルになったじゃない。
 ほら、そのまましなさいって」

 もう片一歩送って、理事長の上から身をどかそうとしたけど……。
 先生の腕が、わたしの肩を押さえこんだ。

「しなさい」

 出来っこない。
 首を振った刹那、腕を掴んでた先生の指が体側を滑り降り、下腹部に移った。

「あっ」

 お腹の上から、思い切り押された。
 フォルテシモで。
 指の背まで、お腹に埋もれた。

「あぁ」

 雫が零れた。
 慌てて尿道を締めようとしたけど……。
 もう、意思での制御は出来なかった。
 雫は、たちまち水流と化し、理事長を叩き始める。
 両肩にのしかかられ、身動きが出来ない。

「もっと上!
 顔にかけるのよ」

 引いた腰が、後ろから押し返される。
 背中に密着した先生が、腰をぶつけてきたの。

「ほら」

 パン!
 音高く肉が鳴った。
 先生の腰が、わたしのお尻を打つ音。

「ほらほら」

 パンパン!
 湿った連発音が、音符を撒き散らす。

「あ、あ、あ」

 止まらないおしっこの軌道が、生き物めいて踊り出す。
 中空で投げ縄みたいに姿を変えながら、理事長の顔面に飛びこんでいく。
 理事長は懸命に避けようとしてたけど、予測出来ない軌跡は、あざ笑うように逃げる顔を打った。

 パンパンパンパン!

「あぁ、気持ちいいわぁ。
 男の気持ちがわかる。
 バックからやるのって、肉体的な気持ちよさよりも……。
 きっと、精神的な歓びがあるのよね。
 雌を征服した牡の、咆哮のように噴きあげる歓喜。
 競争を勝ち抜き、自らの子孫をこの大地に残せる昂まり。
 まさしく、ファンファーレのように聞こえるはず。
 この音がね」

 パンパンパンパンパンパンパンパンパン!

「あぁ。
 ちんぽが欲しい。
 このお尻の奥に突っこむちんぽが!」

 先生の腰が速度を増し、わたしの全身はストップモーションのように踊り出す。

「あぁっ」

 背中に先生が被さって来た。
 キツく抱きしめられて、先生の息を首筋に感じた。
 おしっこは、もう止まってる。

「あぁ……。
 軽くイっちゃった。
 イケるのね。
 精神的な興奮だけで。
 起きたままの夢精って感じか」

 背中の重みが消えた。
 先生は、わたしから身を離し、理事長の顔の脇に立った。

「びしょびしょ。
 でもこれじゃ、水滴かおしっこか、わからないわね。
 理事長、温まりました?」
「お願い……。
 おトイレに行かせて」
「いまさら、それはないでしょ。
 おしっこまみれのくせに。
 でも、両脚が束ねられてたら……。
 しにくいですよね。
 じゃ、脚だけ解いてあげるから」

 あけみ先生は、理事長の足元に移ると、しゃがみこんだ。
 手際の良い指先が、脚の縄を解いていく。
 わたしは、跨いでた理事長の上から身をどかせた。

「ダメよ、降りて来ちゃ。
 脚の縄解いたら、動けるようになっちゃうんだから。
 お腹の上に座って。
 脚の方向いて。
 そう。
 ちゃんとお尻を落とす」

 わたしは、背中の下で戒められた腕を潰さないように、お臍の上に腰を降ろした。

「もう脚、開けますわよ」

 でも、理事長の両脚は、束ねられたまま開こうとしなかった。
 むしろ、身を揉むように擦り合わされた。

「ほら、そんなになってるのに我慢したら、体に悪いですわよ」
「お願い、どいて!」

 わたしは、思わず腰を浮かせかけた。
 理事長の身体が、アーチのように持ち上がる。

「押さえて」

 慌てて理事長のお腹に、両手をあてがった。
 アーチは、あっけなく潰れた。

「そう。
 両手はそのまま。
 身体を倒して、体重かけてごらん。
 お腹を押すのよ。
 ほら、魚の浮き袋みたいにパンパンに膨れてるとこ」
「あぁっ。
 ダメ!
 お願い。
 あっ。
 あぁぁぁぁぁ」


本作品のモデルの掲載原稿は以下にて公開中です。
「結」 「岩城あけみ」

《説明》
杉浦則夫の作品からインスピレーションされ作られた文章作品で、長編連載小説のご投稿がありました。(投稿者 Mikiko様)
本作品は毎週金曜日に公開される予定となっておりますので、どうぞお楽しみに。
前作を凌ぐ淫靡と過酷な百合緊縛!「川上ゆう」さん、「YUI」さん登場予定作品です。
時を越え、再び出会った美里とあけみ。現在に戻った美里は、さらなる花虐へと誘われていく…。


宮崎由麻×緊縛桟敷 レオタード姿の女教師

宮崎由麻杉浦則夫緊縛桟敷にて掲載開始。

撮影後期:
色白で潤いのある裸の肌は昼の光に照らされて美しい佇まいであった、そして恥ずかしそうにするさまは可愛さがます。
かって新体操を習っていたという柔軟な体つきはさまざまな責めに艶をそえて感動させる、トウシューズを垂直に立ててバランスをたもった立ち姿の脚の美しさは由麻のプロポーションの美しさをきわだたせていた、残念な失敗は私の発案であったがトウシューズ履いた美しい脚をぐるぐると縛ってしまったことは失敗であった。
不思議なのはまた縄で開かせられた股間の穴、小さなポッカリとした穴、どのようにしてあのような形になったのかは不思議、きっと新体操などの奇怪なポーズをとっていると、あそこも人並みはずれた形をつくるのか。私が好きな責めがあるウエストを極限まで反らした先にふっくらとした尻がのぞいている、なんとも可愛らしくエロチックだ。
髪を縛ったロープで足を縛った時にはさすがに「髪がぬける」と叫んだがすかさず撮る事ができた、これも貴重な一枚になるだろう。なんとも楽しい撮影でした。

宮崎由麻杉浦則夫緊縛桟敷にて掲載開始。