放課後の向うがわⅡ-38

「ふふ。  山下さん、どうだった?  熱かったでしょ?  これが、発情した雌の性器よ。  ほら、湯気まで立ててる。  ヤラシイ……。  山下さん、もっと顔近づけてごらん。  メガネが曇るほど近くに。  匂いを嗅ぐの。   … 続きを読む 放課後の向うがわⅡ-38

放課後の向うがわⅡ-37

「あまりにも動物すぎる先生を、植物に変えてさしあげました。  足の指は根となって、地中深く広がってます。  先生は、この教室に生える一本の樹木。  保健の授業の標本として、身を捧げてください」 「た、助けてください。   … 続きを読む 放課後の向うがわⅡ-37

放課後の向うがわⅡ-36

 川上先生は、生徒たちに遠巻きにされながら、机に座らされてる。  椅子じゃなくて、机よ。  田の字形にくっつけられた4つの机が、先生の舞台。  もちろん、衣装は縄だけ。  飴色の縄目が、白い肌を、お餅みたいに括ってる。 … 続きを読む 放課後の向うがわⅡ-36

放課後の向うがわⅡ-35

 あけみ先生は、手の平を上向けた。  手の平は宙を滑るように伸び、川上先生の股間に吸いついた。 「どうされたい?」 「やめて……」 「ウソおっしゃい。  こうされたいくせに」  あけみ先生の手の平が、股縄を押しあげる。 … 続きを読む 放課後の向うがわⅡ-35

放課後の向うがわⅡ-34

 あけみ先生の手首が、ゆっくりと前後し始めた。  さっきまでの乱暴な所作じゃ無かった。  でも、優しさとも違う。  そう。  獲物を嬲るような、無慈悲な悦びを孕んでた。  でも、理事長の反応は、明らかにさっきまでとは違っ … 続きを読む 放課後の向うがわⅡ-34