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若菜亜衣×緊縛桟敷 下

若菜亜衣「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載中。

今回は緊縛新聞のコラムを書いてる「やみげん」さんが撮影に同行しましたので、
その撮影同行記を上下に分けて掲載致します。本文に掲載している若菜さんの画像は、
当日Twitterで配信された実況中継の画像を使用しております。

杉浦則夫Twitter
http://twitter.com/#!/sugiuranorio

■月光~若菜亜衣・緊縛撮影感想文~ (文:やみげん)

地上3F(更に1階?上に続く階段はあったが)、地下1Fの学校スタジオには、保健室もあった。その隣には職員室、校長室まであるではないか。学校フェチとしては嬉しくなるな。いつまでも此処に居たくなる。
多分これらは、それぞれ、病院、会社オフィス、社長室としても使われるのだろうが。

その職員室でも、鬼畜教師のペットとして、良いように弄ばれる若菜亜衣さんの姿があった。
下校時刻は過ぎているようだ。薄暗い部屋の中で、セーラー服姿で緊縛される彼女が浮かび上がる。二の腕に上下に掛かる麻縄の間で、紺の制服生地が鈍く光っていた。
撮影風景を遠めに見ながら、純粋に「綺麗やなぁ…」と見とれていた。

そして、ちょっと学校ではお目にかかれない部屋もあった。
地下室である。なんと怪しげなバーカウンターまで付いているではないか。
朝、撮影前に、地下室奥の檻の中に入ってみた。頑丈な鉄格子…これは、おふざけでも檻を閉められたらかなりの恐怖を感じる。
一介の教師が、校内の施設を勝手に改装した、とするには大掛かり過ぎる。彼女の妄想内の場面としても、やはり、学校から場所を移して、秘密の地下室に連れ込まれた、とするのが自然だろう。

日暮れ頃。
その地下室に、学校机や体育マットを持ち込んで、撮影は開始された。
地下独特の重い空気。照明を点けると室温はグングン上がっていく。先程の職員室とは違い、今度は彼女の白肌が暗闇に浮かび上がる。天井のパイプから奈加さんの麻縄が降りてくる。
それだけでなんとも淫靡な舞台ではないか。
ソフトなものから、次第にハードな縛りになっていく。その過酷さに、彼女の苦悶の表情、眉尻の影が濃くなっていく。

ふと、この光景がかつての小劇場でのアングラ演劇と重なった。
平成に入り間もない頃。下北沢や新宿、街の華やかでキラキラした風景から、切り離され、忽然と存在した閉鎖空間。闇。熱気。ライトに浮かび上がる蠢く肉体。

「あ…」と、この時になって、彼女の醸す懐古的郷愁の真の在処を発見した気がした。
そうか、彼女の持つ独特の雰囲気は小劇場の舞台に立つ女優のソレだったのだ。TVなどで見かける、最大公約数を意識した薄っぺらな美人ではない。個性的で、鋭く、凛と起つ美しさ。

その彼女が、いま其処に吊られている。
目の前1m先、目線より下30cmのところに、ポッカリと月が浮かんでいた。
満月?いや、半月状の球体が二つ向かい合うように、真っ黒な空間にポッカリと。
浮き出す感じ。迫り出す感じ。
圧倒的存在感をもって、その肉塊は、無重量に麻縄で吊られていた。

しばし見入る。

やがて、若菜さんから「むふぅぅぅ」「くふぅぅぅ」と、声が漏れ出した。
誰に助けを求めるわけでもない。吊の苦しさを堪えに堪えているのが分かった。「もう少しだ!頑張れ!」杉浦先生の声、奈加さんの声も聞こえる。物語が、クライマックスを迎えているのが分かった。
彼女の我慢強さは、多分、雪国出身であることと無関係ではあるまい。そう、後になって理解する。

そんな熱気の中、気が付くと撮影は終わっていた。縄から解放された彼女の泣き顔も綺麗なものだったな。
その直後でさえ、振り返ると、全てが白昼夢、幻想であったかのように錯覚する。まさに、少女の妄想に触れたのか。
刺激に満ちた、しかし不思議な1日であった。

スタジオの外に出ると、夜の景色。皆様、長時間の撮影お疲れ様でした。
奈加さんの車で最寄駅まで送ってもらった。車から降り、電車に乗るまでの僅かの間、空を見上げてみたが、都会の夜は明るすぎて、その日が月夜であったかは定かでない。

若菜亜衣「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載中。

若菜亜衣 撮影企画から後記

若菜亜衣「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

現在緊縛新聞コラム筆者の若菜亜衣さん撮影同行記が掲載されておりますが、この同行記の前に撮影に同行していただくにあたり、企画コメントをいただいておりました。
大変緻密に書かれましたコンテを興味深く読みましたが企画が深く組まれていますだけにその一部分でも週略すれば企画全体を壊しかねなく、私は女学生の妄想としました。
そして、一冊の緊縛写真集を偶然みた衝撃が少女の性にかかわる顛末を表現してみました。登場の男は架空であり格シーンには実在しないとします。

撮影後記は後回しにして、まずは上記草案をそのまま掲載致します。

高円寺A子「帰納」(原案:やみげん)

■ 主題
・ ファーザー・コンプレックス
・ 置き換え
・ 擬似近親相姦

■ 登場人物
・ 高円寺A子:公立高校2年。10年前、小2の時に他界した芸術写真家の一人娘。母子家庭。
・ 担任教師(教科は生物):A子のクラス担任。写真部顧問。以前、A子に対するイジメを解決した事がある。

■あらすじ
【自室】「追憶」
10年前に他界した芸術写真家の忘れ形見A子。彼女は、今でも父親を慕っていた。若く、やさしかった父親、その幻影に恋していると言い換えても良い。
ある日学校で、何者かが彼女の鞄の中にSM写真集を忍ばせる。帰宅し、本を発見するA子。名前は違っていたが、それが父の写真であることは、すぐに分かった。
彼女は、ショックを受けながらも、これまで知らなかった父の一面を見たい一心で、恐る恐るページを捲るのだった。次第に、その淫靡な世界に引き込まれていくA子。幼少の自分は、父から十分に愛されていたと思っていたが、それとは別な愛情を、縛られたモデル達に注いでいるようで、強烈な嫉妬を感じている。檻に閉じ込められた女…あたかも凛とした父の強い意志が彼女を囲い込み、それ故に、彼の愛を独占しているかのように、娘には見えた。
いつしかA子は、父を想い、わが身を緊縛写真に重ねあわせる。父に縛られ、その姿を写真に撮られる自分を想像し、彼の(大人の)愛を感じながら、オナニーをはじめてしまうのだった。

【教室】「幻想」
A子のクラス担任は、ちょうど父が亡くなった時の年齢と同じだった。容姿や背格好もどことなく似ている。以前、A子がイジメの対象になった時に、熱心に問題解決にあたってくれた事もあり、今も憶えている父の、強くやさしい面影を、彼の中に見ていた。
A子が写真部に在籍しているのは、写真家であった父の影響だけではなく、この担任教師が顧問であった事も、大きな理由であった。
すでに午後の授業が始まっていたが、昨夜見た、父の緊縛写真の事が頭から離れず、担任の受け持つ生物の授業も上の空のA子。父に似た先生に、縛られて、写真を撮られてみたい。
写真集のポーズの中でも一番過激な吊りが思い浮かぶ。大きく開脚され、レンズの前に秘部を晒されたモデル。苦悶の表情の向こうに至福が透けて見えた。
それが適わなくても、と思う。授業中、縛られたまま狭い教卓の中に押し込められ、他の生徒に気づかれぬように、先生の股間に奉仕させられている姿。机に仰向けに拘束され、生物教師の手によって、女の敏感な部分をピンセットで摘まれ、言葉弄りされる様も妄想した。
少しでも、父に近づきたい。そんな想いが妄想を加速していた。

【職員室】「覚醒」
「今日はどうした?授業もクラブもボーっとして」
写真部の活動が終わり帰ろうとしたところを、担任であり顧問でもある教師に呼び止められた。なにか、悩みがあるなら聞くぞ。A子は、職員室へ来るように言われる。核心に触れぬまま、他愛もない写真談義ばかりで時が過ぎていく。いつしか日も暮れ、職員室は2人きりとなっていた。そして担任が煎れた、睡眠薬入りのお茶によって彼女はウトウトと眠りに落ちてしまう。
二の腕に痛みを感じ、目を覚ますA子。彼女は緊縛され暗い職員室に転がされていた。
闇の向こうに教師は立っていた。そして、A子の父親のSM写真について語り始める。
「君のお父上はね、美しく煌びやかな芸術作品だけでは満足出来なかったんだよ」
醜悪なモノの中にこそ、真に美しいものが隠されている。その事を教えてくれたのが君の父上だったのだ。そのように担任教師は回想する。そして、用意した鼻フックを取り出し、教え子の顔を醜く弄り出す。「綺麗だよ綺麗だよ」耳元で繰り返す男が、手鏡を彼女の目の前に差し出した。
その鏡に映る自身の醜く歪んだ顔、そして全裸に向かれ、恥かしい姿で緊縛された姿。(本当に父は、これを美しいと思ったのだろうか?)だとすれば、もっと知りたい…私の知らない父の心を。
彼女は耐え難い恥辱を感じながらも、秘奥から熱い愛液が溢れてくるのを感じるのだった。

【地下室】「帰納」
その夜。A子は教師に導かれるままに、淫欲に身を任せている。もはや、彼女に恫喝は必要ない。担任の自宅地下に造られた、秘密の監禁室。それは、昔父が撮影したSM写真の背景と同じに見えた。不思議な既視感だった。
「さぁ、もっと綺麗にしてあげよう」と、教師は教え子に浣腸を施す。「君の中の汚いものをさらけ出しておくれ」とも言った。
檻の中、バケツを宛がわれ、汚物をひり出す。
幼少期にオマルに跨って排便をした記憶が蘇ってきた。あの時、父は私の排便姿を微笑ましく見守っていた気がする。それ以前、父も、私のオムツを取り替えていたのだろうか?そんな想いが頭を掠めていた。
現実と妄想の狭間で、娘は父の幻影を一心に貪ろうする。「もっと!もっと!」と、うわ言のように、さらなる加虐を父に似た男に要求するのだった。
地下室での吊りは、昼間教室で夢想したものと同じであった。父の写真世界に溶け込んでいくA子。縄がキツク、身を絞り上げていく程に、時を超え、父親の愛情に抱きしめられていく錯覚に溺れていく。
知らぬ間に、懐かしさと嬉しさで、涙が溢れ出していた。

【余談】
言うまでも無く、最初に、A子の鞄にSM写真集を忍ばせたのは担任教師である。彼は、学生時代から、この(緊縛)写真家の熱心なファンだった。A子の担任となった時、彼女が写真家の娘である事に気付いた彼は、「きっと娘もSM好きに違いあるまい」と勝手に思い込む。
彼女がクラスメイトからイジメに遭うように仕向け、そしてその後、助けたのも彼の謀によるものである。A子が、酷いイジメにじっと耐える様子を観察し、「この教え子はMである」と確信する。そして、徐々に彼女との間合いを詰めながら、教え子を淫靡な世界に引きずり込む機会を伺っていたのだった。

■ 各シーン、キーワード
【自室】緊縛写真集・妄想・オナニー
【教室】妄想・机貼り付け・解剖実験(ピンセット)・吊り・教卓
【職員室】顔面弄り・ハナフック・鏡
【地下室】檻・浣腸・掃除バケツ(オマル)・吊り

■ その他(リクエスト等)
・ 前二つはA子の妄想。後二つは、現在と過去が彼女の中で重なり合うイメージです。
・ 教室での妄想部分。担任教師は、生物の授業をしているわけなので、黒板には何か解剖図や、花の受粉・生物の受精等の図が、描いてあるか、貼ってあるかしてあると、ピンセットで弄る際に、関連が分かりやすいかもしれません。
・ 教室での妄想の吊りと、地下室での現実の吊りは、(可能であれば写真集の吊も)ポーズをわざと同じにしたほうが、教室の「妄想感」が強調される気がします。
・ 檻の中。A子に首輪をするかどうか、判断迷いました。彼女の精神を現実に繋ぎ止めておくよりも、自由に開放してあげて、父親の元に逝かせてあげる方がいいかな、との思いがございます。

■撮影後記(筆:杉浦則夫)
今回が初めての緊縛撮影であり、かなり緊張して亜衣さんはスタジオ入りをしました。そんなわけで始まりのシーンは表情がかたくありましたがシーンを重ねると清楚な顔立ちに哀しい羞恥の表情が現れるようになりました。
私はそのうえに涙をかさねたく要求しましたがモデルになって日のあさい亜衣さんには無理な要求でした、それが突然と表情を一変させて目を赤くはらして涙をポロポロながしはじめた。可憐な花が花弁をむしりとられて裸にされるおのれ身の哀しさを嘆くような涙です。私は感動しました、そして縄拘束の厳しさを教え込もうと拘束を厳しくして亜衣さんの涙のあふれるのを歓喜の想いで映しこみました。

若菜亜衣さんは久しぶりの知的で清楚なモデルさんです。大学3年生ですのでいま就職活動の真っ最中です、来年はその方面の活動に忙しく今年いっぱいでモデルを引退とききますから今月25日に卒業式のはかま衣装で撮影します。

以上。

若菜亜衣「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

若菜亜衣×緊縛桟敷 上

若菜亜衣「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

今回は緊縛新聞のコラムを書いてる「やみげん」さんが撮影に同行しましたので、
その撮影同行記を上下に分けて掲載致します。本文に掲載している若菜さんの画像は、
当日Twitterで配信された実況中継の画像を使用しております。

杉浦則夫Twitter
http://twitter.com/#!/sugiuranorio

■月光~若菜亜衣・緊縛撮影感想文~ (文:やみげん)

漆黒の闇に、月が浮かんでいる。
月は、わずかに緊張と収縮を繰り返しているように見えた。

杉浦先生より、「今度、学校スタジオでグラビア撮影があるので、見学しませんか」とのお誘いを頂き、そして、実際に見学させて頂いてから、随分と時間が経ってしまった。
モデルの若菜亜衣さんの事、縄師の奈加あきらさんの事、スタッフさんの事、学校スタジオの事。そして、なにより杉浦先生の事。書く事は、山ほどあり、なんとか整理をつけよう、つけようと思っているうちに、益々整理が付かなくなってしまった。これでは、どうにもいけませぬ。
ただ、時間の経過とともに、余計な記憶がそぎ落とされ、書き残すべき事象だけが、より鮮明に思い出される気がする次第。…いや、作文が遅れた言い訳ではない。

いずれにせよ、普段部屋に引きこもり、ほとんど外界との接触がない筆者にとっては、全てが刺激であった。記憶が絞り込まれてなお、やはり整理は付かないままなのだ。
だから、ひとまず今回は、緊縛モデルについて書き残そうと思う。

若菜亜衣さん。
キメの細かい美しい肌だった。雪国育ちらしい。

彼女についての第一印象。
「なんて、懐古的郷愁…いや、昭和的と言うべきか」
である。
はて、この郷愁は、どこから来るのか。すぐに思い当たった。似ているのだ。

AV女優に限らず、一般のモデル、女優、はたまたアイドルは、時代を螺旋状にぐるぐると、同じ系列の容姿、(設定上の)性格の人物が、ある一定の周期で現れる。
おそらく、男が好むタイプが、数えられる程度にパターン化されている為に、座れる席が限られており、ある者が、歳をとり、あるいは流行から外れ離席(引退)すると、新たに、別な者が獲って代わる。緊縛モデルも例外ではない。

そういった意味で、この若菜亜衣というモデルさんは、過去の緊縛史の中で、以下の系譜に分類された。もちろん、あくまで私個人が感じた“雰囲気”ということである。

まず、こちら。
芳村なぎささんは、昭和54頃に活躍されたモデルさん。昭和緊縛史の第二集に掲載されている。杉浦先生によれば、東京三世社の応募モデルだったらしい。もち肌が素晴らしいお嬢さんだった。

そしてそれから、約20年後に登場したのが、渡辺美千代さんである。記憶と記録があいまいなのであるが、おそらく平成8年頃を中心に活躍されたモデルさんである。昭和緊縛史では第三集に掲載されている。この方は雰囲気と言うよりは、若菜亜衣さんと見た目そのものが似通っているように筆者には見えるのだが。いかがだろうか。

お二人とも当時、かなりの露出であった。つまり、それなりの人気があったという事である。
その点から言っても、杉浦先生のみならず、奈加あきらさんも、「良い演技指導が付けば、この娘は伸びる!」と褒めていたのも頷ける。
要は、男好きするタイプなのだろう。

しかし、撮影終盤になり、若菜亜衣さんのもつ郷愁の源泉が、実は全く別な場所に在る事に気が付く。
考えてみれば、「誰かに似ている」という分類の仕方は、あまりに安易で失礼ではなかったか。しかし、そういった事でしか説明の付かない、出処の分からぬ懐かしい気配を秘めた女性だったのである。

さて、その若菜亜衣さん。
撮影スタジオにマスク姿で現れた彼女の第一声、「おはようございます」が低くハスキーであったのが印象的であった。

当たり前のことだが、写真には音声情報は含まれない。
ビデオ時代以前は、緊縛グラビアを眺めながら、無意識にモデルさんの声を頭で聴いていたように思う。もちろん、全くの想像である。
いつだったが、やはり昭和56年前後に活躍した緊縛モデルを、後年AV作品で見つけた。その時、「わぁ、こんなハスキーな声だったのか!」と驚いたことを思い出す。
それまで、妄想内での声は、どちらかと言うと艶っぽく、澄んだ音であったが、以降、「このモデルさんは、ひょっとしたらハスキー声であったかもしれないな」と思うようになっていた。だから、若菜さんの声にも戸惑う事は無い。ハスキーもまた、様々妄想をかき立てはしまいか。

「教室で花電車を、やらせようと思う」
朝の打ち合わせで、杉浦先生が、奈加あきらさんと話しているのを聞いた。
“花電車”とは、ストリップ劇場などで、女性器を使って、客の前で芸をするというもの。
昔のSMグラビアでも、ずばり「花電車」というタイトルで、モデルが陰部に筆を突っ込まれて、尻をフリフリ、「習字」をさせられている作品があった。

恥ずかしながら、わたしが「花電車」が何たるかを知ったのはつい最近である。最近、といっても2、3年前なのだが。
花電車には、「生花」「鈴鳴らし」「産卵」などがあるらしい。そういえば、昭和のSMグラビア黄金期にもよく見かけたな。産卵とか、エロ過ぎる。いつかリクエストしたいネタだ。

それでもって、若菜亜衣さんも、その花電車の「習字」を教室で披露させられる事となる。
教室で花電車…なんと、シュールな取り合わせだろうか。
設定が、少女の妄想と言うことなので、なんでもありと言えばありなのだが、“それにしても”である。

杉浦先生がどういった発想で、「教室で花電車」となったのかは不明だが、おそらくこういうことではなかったか、と勝手に補完してみた。

彼女を、書道部としてはどうだろう。たとえばそれが、著名な書道家の娘であったり、彼女自身が、全国大会とかで優勝しているほどの腕前であってもよい。
色恋など眼中に無い。一心に書を極めようと頑張っている彼女を辱めるのであれば、納得の場面である。
いやいや、これは彼女自身の妄想であった。妄想の入れ子状態になってるな。まさにドグラマグラ。思春期の少女の抑えられた色情が、歪な形で脳内に映像化された、というところか。そうなれば、もう理屈ではない。

そうそう。
おそらく、作品冒頭に出てくるであろう、彼女の自室での夢想シーン。机の上に分厚い単行本が置かれているかもしれない。
「夢野久作集」…ドグラマグラが収録された本書を持ち込んだのは不肖私めでございます。電車の中で読もうと、“たまたま”手元にあった代物。
本作の設定は、若菜亜衣さんの妄想の中での出来事。夢野久作作品は、世に言う不思議少女達の必須アイテムだった時代がある。
今思えば、同じ夢野久作であれば「少女地獄」のほうが良かったかな。

若菜亜衣「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

食虫花 ~美少女・内山遙~13

本作品のモデル「内山遙」の緊縛画像作品はこちらからご購入可能です。

第十三話【食虫花】

ウツボカズラの甘美な匂いに狂い、蔓先に膨らんだ蜜壷の内に捕われた蟲。
透明な粘液の中で、のたうちながら快楽に溺れていく。
やがて身が溶け出し、細り、消滅してもなお、残された魂は官能を貪り続けることだろう。
当初の甘い誘香は、いつしか誰もが眉根を寄せる死臭となる。

鬼畜教師の、変態的性癖の好餌となった少女。遙が、心に負った傷は計り知れない。
すでに彼女は、大学生の恋人と別れていた。林田に言われるまま、学校へは毎日登校していたが、以前のように清純可憐な生徒ではなくなっている。突然、廊下で奇声を上げたり、大雨の中ずぶ濡れでグランドを走ったりと、奇行も目立ち始めていた。
あんなに多かった友人も、今では気味悪がって誰も寄り付かない。こうなっては両親も、専門の医者に診てもらう事を、真剣に検討し始めていた。周囲には、すっかり人格が変わってしまったように見える。しかし、それは大きなストレスから自己を守る為、一時的に心神喪失状態となっているに過ぎなかった。
正気がある。まだ。真底は、人格崩壊に至っては居ない。
もはや遙本人は、意識していなかったろうが、堕とされてしまった絶望的状況の中で、未だ懸命に、心の逃げ場を探していたのだった。その代償として、あれほど聡明で精錬潔癖であった少女が、男の前で堕落した牝奴隷を演じていたとしても、誰が責める事が出来ようか。

「さぁ遙、今夜は少しキツイぞ!」
この教え子は、性の悦びを教え込まれ、ついにマゾとして開花したのだ。恋人との破局も、彼女がもはや、普通の男では満足出来なくなった証左なのだと、恩師は達成感に酔う。
これまでも、これからも。女生徒達の心理は読んでも、その心情を思いやる事など林田には無い。彼なりの愛情らしきモノは存在したが、己に都合良く曲解し、正当化されたものに過ぎなかった。
虚妄の慈愛。男はそれに従い、今はただ遙の肉体を求めるようになっている。連日連夜。
だが、この美蓄に飽きるのは、遠い先のように思われた。「こんな事が、いつまでも続けられるハズは無い」といった悲観は、林田の中に皆無である。いや、少しは頭を掠めていたかもしれない。それでも次々に妄想は実現し、彼はその官能に身を置く事を選んだ。何かに憑かれる様に、遙を縛ることを止められなくなっている。そして今夜も、二人は旧校舎の闇の中に蠢いていた。

激しい吊り責めの最中だった。
縄に身を委ね、恍惚の表情を浮かべる遙の視線の先。ドア越しにチラチラと懐中電灯らしき灯が目に入った。彼らの地下教室に向かい、警備員の靴音が階段を降りて来る。
青年は、いつものように巡回中、旧校舎から不振な物音を耳にした。掛かっているはずの鍵は壊れていた。ドアを開け旧校舎の中へと入った。音のする階下へと向かった。当然の職務遂行だった。
地下教室では教え子が、ギリギリと食い込む麻縄に顔を歪めている。教師はそれに熱狂し、自身が只今縛り上げた、幻想的とも言える妖美に見とれ、背後から近づく“破滅”に気付く事はない。

ただ一瞬、苦悶の表情が緩み、遙がフッと笑ったように見えた。林田はそれを、被虐の陶酔と解釈したが、彼を蔑み、そして憐れみを含んだ微笑ではなかったか。

『なんとも酷い話です』

この後、二人に悲劇的な終幕が訪れる事は、容易に想像が付いた。遙の持つ、強い心だけが、暗澹たる結末を照らす希望の灯だが、事ここに至っては、いかなる救済も無意味に思えてくる。
何の落ち度も無い。悪い事など何一つしていない。
美少女・内山遙に、多分訪れたであろう、慎ましくとも幸せに満ち、退屈であっても平穏に違いなかった未来。それら一切を奪い取り、暗く荒んだものに書き換えてしまった事について、慙愧の念に耐えない。謹んでお詫び申し上げる次第。

おわり

文章 やみげん
写真 杉浦則夫
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本作品のモデル「内山遙」の緊縛画像作品は
こちらからご購入可能です。

食虫花 ~美少女・内山遙~12

本作品のモデル「内山遙」の緊縛画像作品はこちらからご購入可能です。

第十二話【DOLL】

遙は感情を表に出さず、極端に無口となっていった。あの明るく爽やかな笑顔を見せることは無い。時折、口元のみに薄ら寒い笑いが現れる。両親は娘の変化に気付いていたが、「一種の思春期病だろう」と、この時はまだ暢気であった。

その間にも、欲望はエスカレートしていく。
もう充分に教え子の身体をしゃぶり尽くし、いつもであれば、そろそろ次の獲物を物色しても良い頃合であった。だが林田は、遙の肉体を永遠に独占したいと、本気で思うようになっている。
美しく緊縛された教え子は、麻薬的な興奮と快感を鬼畜教師に与えていた。今では彼女も、直接的な刺激より、縄に酔う事を望んでいるように見える。やはり元々、マゾ的な資質が隠れていたのかもしれない。
すでに男は、週一回、土曜午後の淫靡な個人授業だけでは満足出来なくなっていた。平日、周囲を警戒しながらも、校内で遙と姦淫する。加えて、さらに夜になっても、教え子の美肉を求め始めていた。

夜の緊縛調教には、妻との別居先である安アパートでは、なにかと不都合だった。過激な妄想を実現するには手狭過ぎる。それに何よりも、学校外で未成年と交わるのに、世の中は厳しくなっていた。教え子であっても、不要の接触は世間が納得しまい。ホテルもまた同様の危険がある。知らぬものが見て、同年代が幼く見える遙であったが、警戒するに越した事はない。
やむを得ず、間もなく取り壊し予定の旧校舎を利用した。
「友達の家に泊まりこみで勉強」などと、ありきたりの嘘を両親へ吐かせて。あるいは家族の寝静まった頃、こっそり家を抜け出させて、学校へ呼び出す。そして、地下の一室で毎夜、色欲の狂宴が行われるのだった。

淡い光が、暗闇の中に遙の姿を妖艶に浮かび上がらせる。
旧校舎は通電していない為、自ら灯りを用意せねばならなかったが、そのほの暗さに中に浮かび上がる教え子は、高価なアンティーク・ドールにも見えた。

実際、遙は自らを、魂の抜けた肉人形としたのかも知れない。
精神と肉体を繋ぐ無数の回路があるとするならば、その重要な導線の幾つかを、彼女は無意識に遮断していた。林田の持つ、特異な性癖の全てを無条件に甘受せねばならない。あまりに不条理な現実に、そういった措置をとらねば、正気を保てなかったのだろうと同情する。

しかし、それと引き換えに発達途中の身体は、肉体的あるいは精神的苦痛をも、性的快感として変換し、受け入れるようになっていた。
あれほど嫌な目を見た浣腸プレイにも、すっかり慣れてしまった。限界まで耐えた排便時の擬似的射精感。それを覚えた今となっては、単にアナル挿入の前儀に過ぎない。苦痛を伴い、それ自体が“責め”であるはずの過酷な緊縛プレイでは、苦悶とも喜びともとれる、悦虐の表情を浮かべるようになっていた。
肥大する欲望を一身に受け止める学園性奴隷。
すでに、中年教師が好物とした、少女の初々しさや恥じらいといったものは、遙の心の奥底に封印されている。ゆっくり焦らしながら、一枚ずつ剥いていく彼女の服や下着からは、牝の匂いが立ち込めるようになっていた。

旧校舎には夜間警備が巡回しないと聞いている。最初こそ、警戒し音も出来るだけ立てず、慎重にプレイしていたが、本当に見回りがないと分かると、調教はより大掛かりなモノになっていった。

林田は、愛奴として育て上げた教え子に満足する。遙が、彼の責めを受け入れる度に、妄想と現実が境目を失っていく。男の魂は、蕩けるように居心地の良い時空に浮遊していた。

第十三話へ続く

文章 やみげん
写真 杉浦則夫
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本作品のモデル「内山遙」の緊縛画像作品は
こちらからご購入可能です。