食虫花 ~美少女・内山遙~12

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第十二話【DOLL】

遙は感情を表に出さず、極端に無口となっていった。あの明るく爽やかな笑顔を見せることは無い。時折、口元のみに薄ら寒い笑いが現れる。両親は娘の変化に気付いていたが、「一種の思春期病だろう」と、この時はまだ暢気であった。

その間にも、欲望はエスカレートしていく。
もう充分に教え子の身体をしゃぶり尽くし、いつもであれば、そろそろ次の獲物を物色しても良い頃合であった。だが林田は、遙の肉体を永遠に独占したいと、本気で思うようになっている。
美しく緊縛された教え子は、麻薬的な興奮と快感を鬼畜教師に与えていた。今では彼女も、直接的な刺激より、縄に酔う事を望んでいるように見える。やはり元々、マゾ的な資質が隠れていたのかもしれない。
すでに男は、週一回、土曜午後の淫靡な個人授業だけでは満足出来なくなっていた。平日、周囲を警戒しながらも、校内で遙と姦淫する。加えて、さらに夜になっても、教え子の美肉を求め始めていた。

夜の緊縛調教には、妻との別居先である安アパートでは、なにかと不都合だった。過激な妄想を実現するには手狭過ぎる。それに何よりも、学校外で未成年と交わるのに、世の中は厳しくなっていた。教え子であっても、不要の接触は世間が納得しまい。ホテルもまた同様の危険がある。知らぬものが見て、同年代が幼く見える遙であったが、警戒するに越した事はない。
やむを得ず、間もなく取り壊し予定の旧校舎を利用した。
「友達の家に泊まりこみで勉強」などと、ありきたりの嘘を両親へ吐かせて。あるいは家族の寝静まった頃、こっそり家を抜け出させて、学校へ呼び出す。そして、地下の一室で毎夜、色欲の狂宴が行われるのだった。

淡い光が、暗闇の中に遙の姿を妖艶に浮かび上がらせる。
旧校舎は通電していない為、自ら灯りを用意せねばならなかったが、そのほの暗さに中に浮かび上がる教え子は、高価なアンティーク・ドールにも見えた。

実際、遙は自らを、魂の抜けた肉人形としたのかも知れない。
精神と肉体を繋ぐ無数の回路があるとするならば、その重要な導線の幾つかを、彼女は無意識に遮断していた。林田の持つ、特異な性癖の全てを無条件に甘受せねばならない。あまりに不条理な現実に、そういった措置をとらねば、正気を保てなかったのだろうと同情する。

しかし、それと引き換えに発達途中の身体は、肉体的あるいは精神的苦痛をも、性的快感として変換し、受け入れるようになっていた。
あれほど嫌な目を見た浣腸プレイにも、すっかり慣れてしまった。限界まで耐えた排便時の擬似的射精感。それを覚えた今となっては、単にアナル挿入の前儀に過ぎない。苦痛を伴い、それ自体が“責め”であるはずの過酷な緊縛プレイでは、苦悶とも喜びともとれる、悦虐の表情を浮かべるようになっていた。
肥大する欲望を一身に受け止める学園性奴隷。
すでに、中年教師が好物とした、少女の初々しさや恥じらいといったものは、遙の心の奥底に封印されている。ゆっくり焦らしながら、一枚ずつ剥いていく彼女の服や下着からは、牝の匂いが立ち込めるようになっていた。

旧校舎には夜間警備が巡回しないと聞いている。最初こそ、警戒し音も出来るだけ立てず、慎重にプレイしていたが、本当に見回りがないと分かると、調教はより大掛かりなモノになっていった。

林田は、愛奴として育て上げた教え子に満足する。遙が、彼の責めを受け入れる度に、妄想と現実が境目を失っていく。男の魂は、蕩けるように居心地の良い時空に浮遊していた。

第十三話へ続く

文章 やみげん
写真 杉浦則夫
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放課後のむこうがわ 6

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放課後のむこうがわ 6

「わたしだけ残して、イッちゃうなんて……。
 ひどいぃ」

 あけみちゃんは、腰をくねらせてた。
 股間が堪らなくなってたんだと思う。
 でも、後ろ手に戒められた姿では、自らを慰めることも出来ない。
 あけみちゃんは唇を噛むと、上体を起こした。
 視線は、ともみさんの股間を真っ直ぐに貫いてた。

 ともみさんのスカートは捲れたままで、人形みたいな下半身が剥き出しになってた。
 わたしの位置からは見えなかったけど……。
 あけみちゃんの眼前には、イッた後のおまんこが、ぱっくりと開いてたはず。
 あけみちゃんの視線は、そこに縫いつけられてる。
 あけみちゃんの身体が、ゆっくりと上下動を始めた。
 最初は、何してるんだろうって思った。
 でも、すぐにわかった。
 あけみちゃんは、括りつけられた階段柱に、お尻を擦り付けてるのよ。
 視線と、お尻からの刺激だけで、ともみさんの後を追うつもりなんだとわかると……。
 こっちの股間も切なくなった。
 指先が、他人の手みたいに太腿を這いあがった。
 ショーツの股ぐりから滑りこむ。
 もう、中はぐちょぐちょだった。
 よっぽど溜まってたんだね。
 だってさ……。
 転校してから、一度もオナニーしてなかったんだよ。
 寄宿舎だったから、落ち着いて出来る場所も無いし。
 もっとも、新しい環境に慣れるのに必死で、そんなことしてる余裕もなかったけどね。
 でも、やっぱり溜まってたんだね。
 ぐちょぐちょの陰毛が指先に絡むと、もう止められなかった。
 大陰唇を押すと、お汁が沁み出すんじゃないかってほど。

 あけみちゃんは唇を食いしばり、懸命にお尻を振ってる。
 胸前に垂れた髪が、跳ねるように揺れてた。
 わたしはあけみちゃんのお尻を凝視しながら、指先をシンクロさせた。
 でも、こっちは直接クリに触ってるわけだから、あっという間に追い詰められた。
 内履きの中の足指を、懸命に折りたたんでブレーキかけたんだけど……。
 止められそうになかった。
 もうダメ、イク……。
 って思った瞬間。

「誰、あなた」

 はっきりした声が、わたしの頬を打った。
 わたしは、一瞬で凍りついた。
 目だけ動かして、声の出処を見た。
 ともみさんだった。
 仰向いた顔が、真っ直ぐにこっちを向いてた。
 さっきまで真っ白だった目蓋の間には、ダイスの目みたいに瞳が戻ってた。

 あけみちゃんのお尻を凝視しようとして、廊下の角から身を乗り出しちゃってたんだね。
 ともみさんの位置からは、わたしの姿が丸見えだった。
 ともみさんは、糸に引かれる人形みたいに、ゆっくりと身を起こした。

「まさか、観客がいたとはね」

 起ちあがったともみさんは、スカートの埃を叩いた。
 もちろん、逃げようとしたんだけど……。
 情けないことに、ずっとしゃがんでたから、脚が痺れちゃってて。
 踏み出そうとしたら、廊下に這いつくばっってた。

「動かないで」

 ともみさんに決めつけられると、もう体を持ち上げられなかった。

「メガネさん。
 あなた、何年生?
 ま、1年以外、あり得ないだろうけど。
 どう見ても、中学生だからね。
 あけみと同じ制服着てなかったら……。
 へたすりゃ、小学生に見えるよ」

 ともみさんは、あけみちゃんを振り返った。

「この子、知ってる?」

 わたしを見つめるあけみちゃんの首が、左右に振れた。

「どういうこと?
 まさか、1年じゃないの?」
「て、転校して来たばっかりで……」
「なんだ。
 転校生。
 それで、こんなとこに迷いこんだの?」

 わたしは、懸命に頷いた。

「そうよね。
 そんな体型で、1年以外のわけないわ。
 でも……。
 お股の方は、もう立派なオトナってことよね。
 わたしたちのこと見ながら、オナってたんだから。
 ふふ。
 さっき、イク寸前だったでしょ。
 小学生みたいな顔で、小鼻膨らませてさ。
 すっごく、ヤラしかった。
 あなたも、立派なお仲間ってことね。
 わたしたち、変態人間の。
 さ、こっちおいで。
 今さら逃げられないわよ。
 わたし、陸上部だもん。
 ほら、起って。
 ちょっと、手伝ってもらいたいことがあるんだ」

 ともみさんの声に応えて、わたしは起ちあがってた。
 オナニーしてるとこ、まともに見られて……。
 どんな言い逃れも出来ないってこともあったけど……。
 きっと、人に声かけてもらえたことが嬉しかったんだね。
 一生懸命、ひとりで頑張ってたけど……。
 やっぱ、寂しかったんだよ。

 わたしは、痺れた脚を引きずりながら、木橋の前に立った。
 土間コンクリートの川に架かる橋は……。
 まるで、この世とあの世を隔てる橋みたいに見えた。
 そう、橋の向こうは“彼岸”。
 おばあちゃんが言ってた、あの世の岸ね。
 わたしは、ともみさんとあけみちゃんの目を交互に見ながら、その橋を渡った。

「あなたに、やってもらいたいことがあるんだ」

 そう言ってともみさんは膝まづき、床の鞄を開いた。
 取り出したのは、厚めの本っていうか、お弁当箱みたいなものだった。

「これ、何だと思う?」

 そう言いながらともみさんは、箱をかちゃかちゃ操作した。
 箱は、たちまち立体的なフォルムに変形した。

「まだわからない?
 骨董品だからね。
 これは、カメラよ。
 ポラロイドカメラって云うの」

 組みあがった前面には、確かにカメラの形が張り出してた。

「さっき、陸上部なんて言ったけど……。
 大嘘。
 ほんとはね……。
 写真部。
 部長なのよ、これでも。
 だからわたしは3年生で、あなたやあけみより、2学年上ってこと。
 入学以来……。
 みっちり顧問の先生に鍛えられたおかげで……。
 コンクールにも入賞したわ。
 風景写真だけど。
 でもね……。
 わたしがほんとに撮りたいのは……。
 女性。
 それも、特殊な状況下に置かれた女性。
 今の、あけみみたいにね」

 そう言ってともみさんは、あけみちゃんにカメラを向けた。
 あけみちゃんの視線は、一瞬でカメラのレンズに定まった。
 ともみさんの視線も、ファインダー越しにあけみちゃんを見つめてるはず。
 2人は見つめあったまま、凍りついたように動きを止めていた。
 もう動かないんじゃないかと思ったころ……。
 ようやく、シャッター音が響いた。
 シャッター音っていうか、機械が駆動するようなウィーンって音ね。

 ともみさんは、胸前に下ろしたカメラを見つめてる。
 すぐに、カメラから厚い印画紙が出てきた。
 ともみさんは、出てきた紙をじっと見つめてる。
 頬に、微笑みを浮かべながら。
 まるで、母親が赤ん坊の顔を覗きこむようにね。
 時間が止まったみたいに思えたころ……。
 ようやく、ともみさんの顔が上がった。

「ほら、よく撮れてるでしょ?」

 あけみちゃんが、真っ直ぐこっちを見てる写真だった。
 不思議な質感の写真。
 デジカメで撮ったのとは、雰囲気がぜんぜん違う。
 レトロっていうかさ……。
 今撮ったばっかりなのに、昔の写真みたいなの。

第七話へ続く

文章 Mikiko
写真 杉浦則夫
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食虫花 ~美少女・内山遙~11

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第十一話【灑掃】

「引っ張るのは‥や、止めて下さい・いぃ・うぐぅ…うっ、ううっ」
すでに二〇分が経過しようとしていた。蒼白となった遥の顔面に脂汗が滲む。不自然に身体を折り曲げられ、ググゥ、ギュルルゥと、下腹からは猛烈な便意が突き上げて来る。

バレーボール部の地区大会が、明日に迫っていた。普段はのんびり土曜部活に励む部員達も、さすがに今日に限っては、熱心に練習に励んでいる。
遙は身長も高く、弱小バレー部にあって重要な戦力だった。それにも拘わらず、このところの気乗りしない練習ぶり。加えて、何かと理由を付けては午後の練習を抜ける。そんな彼女に対し、部員たちの不満が燻ぶっていた。部活をサボって、きっと大学生の彼氏とデートに違いない。そんな陰口を叩く者もいる。「今日はちゃんと、夕方まで出れるんでしょ?」試合は明日なのだから、絶対に参加してもらわないと。部長からは強い調子で言われている。遙は、「今日も昼から用事が」とは言い出せないでいた。
彼女とて、そのような事はもちろん本意では無い。どれほど、皆と一緒の時を過ごしたかったろう。午後の練習を抜け、遙を待ち受けているのは、目を覆い、耳を塞ぎたくなるような被虐の時間なのだから。

「今日だけは練習に出させて下さい」
お願い致します。練習が終わったら、気の済むまでご奉仕致します。一生懸命尽くさせて頂きます。だから数時間だけ自由を下さい。
昼休み、一足先に空き教室で待っていた林田に、遙は必死で懇願した。
「バレー部の練習か…楽しそうだな」
それならここでも出来るではないか。俺が教えてやるぞ。担任教師はそう言って、教え子の後頭で肘を伸ばした状態に、素早く縛り上げた。そしてそれを、「どうだ、ブロックの姿勢と同じだろ?」と笑った。
普段の、後手縛りに慣れてしまったせいか、変則的な緊縛は、少女に新たな羞恥をもたらす。男は、彼女の無防備になった脇の下を、ツンツンと突付き始めた。「ほら、跳んでみろよ!ほれ!」擽ったさに思わず身を捩る。そんな彼女の反応を楽しみ、そして未発掘の性感帯を、探っているようでもあった。
なおも、「お願いです!練習に行かせて下さい」と、奇妙な格好のまま頭を下げる教え子。もう、お前は俺の性奴隷なのだ。奴隷に自由があるものか。普通の高校生活など必要無いだろ。「これが、教師を愚弄した罰なのだ」と諭し、さらに、「この恥ずかしい格好のまま、廊下に放置してやろうか?」部活に戻るのは邪魔しないぞ。と恫喝した。

「良い事を思いついたぞ!」
次には声色を変える。俺も生徒思いの先生だからな。部活の大切さも分かっているつもりだ。と空々しい台詞を吐いた。そして、破廉恥な提案。
「ゲームをしよう」
昼休みが終わるまでの、残り時間四〇分間、浣腸を我慢出来たら練習を許す。但し。
出来なかった場合はあきらめろ。
「ウンチを付けた、臭いブルマで良いのなら、練習に出ても構わんがね!ふふふ」
残酷にも、下着とブルマを着用したまま我慢させるという。林田は遙の返事を待たず、浣腸の準備を始めた。本人の意向等どうでも良い。元々、今日はアナルを責めるつもりであった。思い掛けず面白い余興になるぞ、と内心、己の機転を自賛していた。

遙は、これまでの短い間にも、何度と無く浣腸されている。しかしそれは、アナル挿入の為にする、腸内洗浄の意味でしかなかった。早ければ二、三分で便意を催し、我慢できても精々一〇分が限度であった。今から三〇分近くも、あの苦痛と恥辱に耐えるなど、出来ようはずがない。だから林田も、よもや遙が、この下劣なゲームに勝つなどと言う事は、全く考えていなかった。

しかし、彼女は予想外に健闘する。練習に出たい一心だった。硬く肛門を閉じ、懸命に漏れ出そうとするものを押し留めている。昼休みは残り五分を切っていた。
ひょっとして、こいつは耐え切るのではないか。林田は、遙の精神力に感心すると同時に、焦りを抱いている。万一には、約束など反故にすれば良い。だがそれでは、こちらが面白くないのだ。そうはさせない。
グイと教え子の腕に掛かった縄を引き、無理矢理腹部を圧迫するような姿勢を取らせる。そして、下腹を靴の先でゆっくりと突き押した。
このアンフェアな加勢によって、限界ギリギリのところで持ちこたえていた、彼女の忍耐は一気に瓦解する。

「わあぁぁぁっ!!!」
遙、号泣。声を上げて、幼児のように泣き喚く。担任教師と“不適切な関係”となって、初めての慟哭だった。
どれほどおぞましい辱めを受けようと、彼女の心を強く支えてきた大切なモノ。クラブでの楽しい思い出。部員らと語り合った将来の夢や希望。かけがえのない友情、そして信頼。
それら大切な宝物の数々が、濁音と悪臭にまみれ、ブルマから染み出す汚物と共に、体外へと流れ落ちて行った。

第十二話へ続く

文章 やみげん
写真 杉浦則夫
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放課後のむこうがわ 5

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放課後のむこうがわ 5

 ともみさんは両手をお尻に回し、スカートを押さえながら、床まで腰を下ろした。
 体育座りに姿勢を整えると、真っ直ぐにあけみちゃんを見上げた。

「それじゃ……。
 どうぞ御覧ください」

 ともみさんは、そのまま後ろに転がった。
 紺のスクールベストが床に着くと同時に、両脚が高々と上がった。
 靴底が、まるで燭台のように天上を指してた。
 このとき初めて気づいたんだけど……。
 ともみさんの履いてる靴が、うちの学校と同じだったの。
 シューレースの付いたプレーントゥ。
 珍しいでしょ?
 まわりの学校は、みんなローファーだもんね。
 ひょっとして、姉妹校なのかなって思った。

 さて、ともみさんの格好よね。
 スカートはもう、捲れあがってる。
 股間のスリットまで、はっきりと見えた。
 でも、ほんとに小さいおまんこだったの。
 毛もないから、まるで子供のみたい。

「見える?」
「……見える」

 ともみさんの両手の指先が、股間で揃った。

「もっと見て。
 中まで」

 股間に添えられた指先が、左右に開いた。
 肉色の、小さな花が咲いた。
 ほんとにちっちゃな、おちょぼ口。

「どう?」
「可愛い……。
 妖精みたい」
「ふふ。
 妖精におまんこなんてあるの?
 でもやっぱり、子供みたいなまんこだよね。
 ひょっとしたらさ……。
 あの樹の精に魔法をかけられて、ここだけ成長が止まっちゃったのかも。
 だけどね……。
 これでも、立派に感じるんだよ。
 ほら、陰核もちゃーんと勃ってるでしょ?
 小粒ちゃんだけど」

 ともみさんの指先が、恥丘を引き上げた。
 わたしの視力じゃ、小粒の陰核までは確認できなかったけど……。
 あけみちゃんには、はっきりと見えてたはず。
 あけみちゃんは、下半身をもじもじと動かし始めた。
 揃えた両脚を、擦りつけるようにしてる。

「だーめ。
 勝手に始めちゃ。
 わたしが先よ」

 ともみさんは、挙げた両脚を、さらに胸近くまで折り畳んだ。
 両膝が、肩に着きそうだった。
 ともみさんは、その両膝の内側に、両肘を引っ掛けた。
 肘を張り、両膝を固定した。
 凄い格好よね。
 股間は丸見え。
 小さなおまんこが、天上向いてたわ。
 肘は固定したまま、ともみさんの両手の先だけが、おまんこに添えられた。

「よーく、見てね」

 指先に力が籠り、おまんこを剥き開いた。
 生ハムみたいなおまんこの花が、天を向いて咲いた。

「どう?
 中まで見える?」
「見える。
 ちいちゃくて可愛い」
「お尻の穴も見える?
 ともみがうんちする穴」
「見えるよ。
 ぴくぴくしてる」
「あー。
 気持ちいい。
 人に見てもらうと、なんでこんなに気持ちいいんだろうね。
 ちょっと、弄っちゃお。
 ふぅぅん。
 もうヌルヌル。
 でも、もうちょっとヌルヌルしたいな。
 あけみちゃん、唾たらして。
 顔突き出したら、届くでしょ?」

 あけみちゃんは懸命に上体を折り、顔を差し伸ばした。
 肩を離れた髪先が、胸前で揺れた。
 紺ブレに食い込んだ縄が、ぎりぎりと音を立てそうに見えた。
 あんなに引っ張ったら、きっと腕に跡がついちゃうよ。
 でも、あけみちゃんは、そんなことなんか少しも考えてないみたい。
 両脚でも踏ん張って、懸命に顔を突き出してる。

「届きそう?」

 あけみちゃんの顔が上下に振れると、頬がすぼまった。
 虚空にキスするみたいに突き出した唇から、透明な雫が零れた。
 透きとおった水飴のように伸びる唾には、水銀色の泡が、綴れ織りに纏わってた。

「あぁ。
 届いた。
 あけみの唾が、ともみのおまんこまで届いたよ。
 入ってる……。
 あけみの唾が……。
 ともみのおまんこに入ってる。
 ふぅぅ。
 気持ちいぃ」

 ともみさんの指先は、陰唇を潰すように動いてた。
 指先に、生ハムのような襞が絡んでた。

「やっぱり、我慢出来ない」

 指先が迫りあがり、クリを隠す位置に定まった。
 揃えた指が、注射痕を揉むように動き始めた。

「あひぃ。
 気持ち……、いぃ。
 見てる?
 見えてる、あけみ?」
「見てるよ。
 でも、ダメ。
 ひとりで行かないで。
 わたしを置いてかないで」
「指が……。
 指が、止まらないよ」

 クリを揉む指先が、楕円の軌跡を描き始めた。
 クリの周りを巡る衛星みたいだった。
 オーバルを描く軌跡は、徐々に速度を増し……。
 やがて指先の輪郭が消えた。
 両脚の燭台が、ゆらゆらと揺れる。

「イ、イク……」
「だめぇ」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「置いてかないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
「ぅわきゃっ。
 わきゃっ」

 ともみさんの尻が跳ね上がった。
 両肘を外れた脚が、中空を突き刺して伸びた。
 足の甲が、バレリーナのように反ってた。
 ともみさんの背中は、アーチを描いて浮いてる。
 全身が、肩と尻だけで支えられてた。
 オブジェみたいだった。
 持ち上げた頭だけが、小刻みに振れた。
 内巻きのボブに、窓からの光が揺れてた。

「あがぁ」

 空気が漏れるような声と共に、首が真後ろに倒れ、頭が床に転がった。
 首が横に倒れると、ともみさんの顔がわたしの方を向いた。
 引っこもうとしたけど、間に合わなかった。
 でも、ともみさんはわたしを見てなかった。
 見開いた両目には、瞳がなかったの。

「ともみさん、ともみさん」

 あけみちゃんの呼びかけは、もう届かなかった。
 ともみさんの身体から、力が抜けていった。
 空気栓を抜かれた人形みたいだった。
 足裏がゆっくりと着地した。
 靴底が床を滑り、膝が伸びていく。
 膝裏が伸びきると、靴先が上を向いた。
 靴先は、2、3度揺れて鎮まった。
 それきり、ともみさんの身体は、機能を止めた。

第六話へ続く

文章 Mikiko
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食虫花 ~美少女・内山遙~10

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第十話【無間地獄】

週明け。遙は学校を休んだ。
風邪を引いたようなので休ませる、と朝一番に母親から電話があった。これは林田にとっては朗報だ。
口止め用に彼女の痴態を撮ってはいた。しかし遙は、これまでの女生徒らとは違うのだ。親なり、友人なり、学校関係者、あるいは警察が乗り込んでくるのではないかと、眠れぬ夜が二晩続いていた。興奮から醒めてみれば、現実はそういうものだ。なかなか計画通りに、うまくは物事が進まないと覚悟していた。だが、どうやら土曜日の出来事は誰にも話せていないらしい。

(それはそうだろう…)
あれだけの辱めを受ければ。小心者が、今度はそう安心する。
そして、誰にも言えない恥ずかしい秘密を握る、優位な立場を得たと気を大きくした。ここからは、いつも通りに進めて行けば良い。

ただ、遥の心中は過去の犠牲者らとは少し異なっていた。少女達は、どうしよう、どうしようと、ただオロオロするばかりで、その場から逃げようともしない。危機に際し小動物が取る行動に似ている。林田もそれをリサーチした上で毒牙に掛けて来た。
この時の遙は、自身の置かれた状況を、比較的冷静に捉えている。その上で、自分の事よりも愛すべき周囲の人々に、心配を掛けたく無い、悲しませたく無い、一心だった。彼女なら、いくらでも外部に助けを求め、その場から逃げられそうなものだ。だが、そうは成っていない。自力でこの災厄をどうにか克服できまいか、考えを巡らせている。
思春期独特の犠牲的ヒロイズムだろう。同時にそれは、やがて開花する被虐性を予感させた。

3日続けて遥が休んだところで、心配を装い電話を掛ける。最初母親が出たが、対応に変化は無い。上手く言って本人に代わらせた。
「早く治して学校に出てこないと、いろいろと大変な事になるからね」
“大変な事”それがどういう意味か、彼女には伝わったはずである。

次の日、彼女は登校して来た。
周囲は、顔色が優れないのを病み上がりのせいと思ったが、担任教師だけは本当の理由を知っている。さっそく放課後、あの空き教室へ呼び出し、従わなければ写真をネット上にばら撒くぞ、と念を押した。
「彼氏に見られたくないだろ?」
もちろん、本当にそんな事をすれば、林田自身もただでは済まぬ。こけおどしであったが、この教え子にはそれで充分だ。瞬時に表情がこわばった。他の生徒よりしっかりは見えても、所詮少女である。
その後、少し麻縄で遊んだが、遙は素直に従った。

それから毎週土曜日午後は、空き教室が調教部屋と化す。
周囲に怪しまれないように、バレー部の練習には一旦顔を出させる。適当な理由を作り、午後の練習を抜けさせては数時間、体操着姿の教え子を堪能した。制服姿も悪くは無かったが、着替えさせる時間も惜しまれたのだ。どうせ最後は脱がすのだから。
処女膜は残してある。毎回、丹念に膜を拡げながら、ネチネチと辱めの言葉を聞かせた。心の貞操は奪っていたが、肉体は以前のまま、繰り返し処女破りの瞬間を楽しんだ。遙にとっては無間地獄に思われただろう。林田は、そのアンバランスに苦しむ、少女の心の内を想像し、益々悦に入るのだった。

やがて、処女膜がすっかり緩くなり、その楽しみがなくなると、男の興味はアナル向かった。恥辱の浣腸プレイの後、彼は膣のそれと同様に、充分に肛門をほぐしながら、ますます彼女を貶める言葉を叩き付ける。それは以前よりも、さらに辛らつで下劣なものだった。

第十一話へ続く

文章 やみげん
写真 杉浦則夫
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