M女の通信記録1


【杉浦則夫と文通をするM女の通信記録】

考えがうまくまとまらないですが・・・

美醜ではなく美と哀ですが

緊縛って緊縛そのものでは存在しないような。昔の拷問ですから、何かしらの罪があって罰としての緊縛なのでは。
私が時々考えるのは、例えば不貞を働いてしまった女性が罰として見世物的に縛られているとします。女性は不貞が周囲の人たちに知られるのも恥ずかしいし、見世物になっているのも恥ずかしい。恥ずかしさに耐えられず、身をよじったりしている姿は決して醜くはないとおもいます。むしろ女性の曲線に美しさがあると思 います。  
周りでは、縛られたのを笑いながら見ている人達がいるかのしれません。不道徳的なことをしてしまったのですから。中には、哀れんだ視線を投げる人もいると思います。縛られている人は、おそらくそんな状態でも濡れてしまうのでは・・・(私の勝手な考えです)
私の思う<哀>は周囲からみた哀れと、縛られて見世 物になってまでも性的な興奮を起こしてしまう哀れな性、ですかね。
やっぱり文章は苦手ですね・・・

私も縛ってもらうときは、一呼吸して罪人になりますよ。申し訳ございません・・・と囁いて。
そのほうが気持ちがより一層入っていきます。罪人になれば、死が近くにあるような気がします。

先生、私の意味不明な世界、理解できないですよね?
結局、私は一人の世界がいいのでは?

投稿者:

杉浦 則夫

杉浦則夫写真事務所代表 杉浦則夫